なかなか前に進まない2011/06/12 20:49

tenbyou1
昨日の午前中に水彩紙をA2にパネル張りして、今朝メジュームを塗って乾燥。色相環用の台紙完成。
昼食にワインを飲んでしまったので、提出用の作品を作るのにはいささか集中力が欠けそうだ。ということで、造形基礎Ⅲの中の点描画のテスト。モチーフをセッティングして軽く下書きを施しケント紙にマーカー(コピック)で点を打つ。
イエロー、マゼンダ、シアンいわゆる印刷の三原色でどんな色でも作れるはずだが、実際に紙の上に点を置いてゆくと、オフセット印刷ののように、細かい点を打てるわけではないので、印刷の掛け合わせとはかなりイメージが異なる仕上がりとなる。またマーカーはにじみもあり想定した色より濃い色になるため、頭で描いているイメージとはズレがある。併置混色は色を濁らせずに置いていく画法だが、マーカー(つまり透明インクや透明水彩と同じ性質)だと減法混合が起きて、クリアな仕上がりにはならない。特にイエローが濃いと、リアルな再現とはちょっと違った趣きになる。習作はそれはそれで点を打っていけば完成するけれど、グランドジャット島の日曜日を描いたスーラの目指したものとは違うので止めにした。あわよくば習作をそのまま本番に使用と思ったが、そうはいかのチンチンたこが引っ張る。で、ガッシュかポスカラ(いちおうガッシュの一種です)で点を打つことにした。スーラの併置混色を目指しましょう。
しかし、休みととはいえ昼間っから酒飲んでちゃ課題がなかなか進みません。点打ちながら居眠りしてしまいました。じゃ〜飲まないでやれよと言われそうだが、ハードな仕事から解放された日曜日の昼下がり、一杯やりたくもなりますよね。
かくして今週土日はパネル張りが完成したのみでした。

写真は点描用のモチーフと、点打ち途中の習作。黄色のマーカーでとりあえず点を打った。レモンにはシアン系とマゼンダ系の点も打ってある。それにしても人間の目はいい加減だね。目の前に写真の撮ったものと同じものがあるのにね。これも脳みその至らせる技とか。